2011-03-29

棚からボタもちならぬ、棚からSL

まず、あらためて、昨日引っ越しを終えた計算機室。だいぶ物が入って、部屋っぽくなった。もっとも、もう少し、片付けや、マシンの設定も必要。

今日から、いつもお世話になっている掃除のおばさんも、エレベーターを使い始めたらしく、昨日まで袋詰めのゴミが積もっていたエレベーター前のゴミ箱周辺もすっきりした。

それから、地震で壊れた同じフロアの水道管も、今日から復旧工事。

壊れた水道管はすでに取り外されていた模様(その後ろの黒い筒は私の傘立て。昨日からいろいろあってまだ水が入ったまま)。

天井裏には、水道管を外した部分が見える。ちょうどバルブの手前でやられたのかな。

その後、業者の方に話を伺ったが、学内で他にも何箇所も修理を進めているらしい。今は工事ががあまりに多いので、とにかく少しずつ進めるのみ、とのこと。よろしくお願いします。

そして、私も、締切は待ってはくれないので、地震以来初めて、自分の仕事場で仕事を始めることにした。とりあえず、机の上の書類をかき分ける。いまのところ、周りはまだ書類の山だけど。

昨日発注した計算機室関連の物品のうち、早くもプリンタとLCDモニタが納品。プリンタは院生スタッフの人達の協力を得て設置して動かす。ところが、LANがつながらないという。いろいろやっていたら、どうやらLANケーブルに問題があったようだ。アクセスランプもついているのに、参ったね。ま、別のケーブルで何とかなった。皆さんありがとう。

今回買ったプリンタ、沖データのものだが、そういえば昔も買ったっけ・・・と思い出した。OKI といえば、20年近く前に、MICROLINE シリーズの PostScript プリンタで一世を風靡したものだった。それで、自分が大学院に入った頃に、計算機室でプリンタを買う際、それに引かれて MICROLINE の第2世代あたりを購入したら、トナーがこぼれるのか、印刷に黒い点々がたくさん出て、使い物にならなかったっけ・・・。OKI のプリンタはそれ以来だった。もちろん今のはちゃんと印刷できるけど、カラープリンタも10万円くらいで買えるし、コンパクトだし、PostScript 互換ってのもマニアックいや、UNIX や Linux でも便利そうだね。

そんな作業をしているうちに、水道管の工事も終わり、無事水道も出たようだ。よかったですね。

さて、今日最後の作業。夕方、いつもお世話になっている先生から「ネットワークがつながらないのだけど・・・」という連絡を受け、現場に急行。フロアのLANが集まるスイッチから、順番に導通を確かめ、最後に、先生の部屋のLANケーブルが原因と診断。LANケーブルを交換して無事解決。

そこで、先生が「照井君って、SLや列車は好きだっけ?」「はい(鉄チャンですから)。」「じゃ、今日のお礼にこれ・・・」をあげよう、と見せて下さったのが、何と、日本車両(「にっぽんしゃりょう」。昔からたくさんのホンモノの鉄道車両を製造している日本のトップメーカー)プロデュースのSLの鉄道模型ではないですか!何でも、今回の地震で棚の上から落っこちたのだそうだ。

たしかに、よく見ると、一部部品が曲がっている箇所もあったが、飾ればほとんど目立たない程度だし、プラスチックのショーケースも一部ヒビが入っていたが、角の部分だったので、後ろ側にすればほとんど気にならない。このクラスの製品だと、1両十ウン万とか、すごい値段だということは知っているので、本当にいいんですか?と伺ったが、「定年になると(先生は一応来年度末が定年)置き場所もなくなるし。モノの価値をわかってくれる人に譲る方がいいから・・・」というわけで、ありがたく頂戴してきた。まさに、棚からボタもちならぬ、棚からSLでした。ありがとうございます。一応、丁寧に箱詰めして頂いてきたので、写真はまたあらためて。ではまた明日。

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