2011-03-18

温度差、感謝、卒業式

早いもので、地震から1週間。まず、現状から。

家の方は、水道の水圧も安定してきました。今日は、昨日のように、夕方突然水が出なくなるようなこともなく、安定していますが、一応、飲料水を断水時と同じようなペースでためています。トイレ用の水も、同様に風呂にためています。

断水中の間は、取水が日課だったので、今週前半までは、曜日の感覚がなくなりました。今、ようやく、週末か・・・って感じられるのは、きっとありがたいことですよね。

あとは給油ですが、早朝に並べば何とか入れられるという状況は、まだましな方でしょう。今は、不要不急のドライブを避け、通勤用のガソリンが少なくなってきたら、また頑張って並ぼうか、といった感じです。

次に、仕事場。自分の仕事場(研究室)は、地震当初のまま、変化なし。なので、写真も載せていないわけです。今週は、メールサーバお引っ越しの仕事を行い、何とか一段落してきた気がする。サポートして下さった皆さん、ありがとうございます。院生スタッフの人達にも、これ以上頼むのが悪いくらい、たくさん貢献してもらっている。

ところが、そんな中でも、災害復旧の感覚というものは、学内でも組織によって温度差があるらしい。今朝、ちらっと耳にしたのだが、事務組織では、私達学科の上流に当たる「支援室」。すでに仕事は通常モードになっていて、こちらが、図書室の復旧やら、学科の主要な役職の先生方や事務の人達が奮闘しているところに、これまで通り容赦なく仕事を浴びせているようだ。伝聞だから、正確でないかもしれないけれど。「ちょっとの揺れなら、仕事はできるだろう」という感覚、とか。ということは、さらに上流の「本部」はどんな態度なんだろうか、などと想像してみる。こういう時に、組織の体質が垣間見えるものなのかな。とにかく、人に優しい、という観点では、うちの仕事場は非常にありがたい。

さて、来週予定されていた卒業式が中止になった。卒業式会場の被災状況などを考えればやむを得ない判断だと思うが、やはり残念な気持ちでいっぱい。特に、今年は、4年前の学群・学類再編で入学した第1期生の人達の卒業式だったこと、個人的に、この代の学生さん達との交流が比較的深かったことから、残念な気持ちはなおさら。ン十年後のホーム・カミングデーはどんな感じになるのかな。誰かに会ったら、皆さんにお祝いの言葉を贈りたい。おめでとう。

今週は、災害のこともいろいろ見たり考えたりする機会があった。今朝も、NHKテレビのニュースで「あっ、遠野か、雪なのか、大変だなぁ・・・」と胸が痛んだ。岩手を出てはや人生の半分を過ごしてしまったが、今回程故郷に思いを致したことはなかった気がする。被災された方々が一日でも早く笑顔に戻ることを祈りながら、自分も、節約やら、自分にできることを考えつつ、家族、同僚の方々、周りの人達への感謝の気持ちを忘れないよう、復興に励もうと思う。

来週、仕事場は、メールサーバの移行が一段落し、来週は、計算機室の引っ越しがメインになりそう。いよいよ、手こずっていた認証システムとの対決。これからです、頑張りましょう。週末は一休みです。ではまた明日。

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