2023-12-31

常に前を向いて

コロナ禍の行動制限が解除された今年。6月から12月まで毎月講演かポスター発表の機会があり、国外にも出かける機会に恵まれた。

一方で未完成の仕事も多い上に現在も宿題が重くのしかかる。時間がないので空いている時間に進めるしかないと開き直っている。

新しい年にどれだけ進めるかだが、後ろを振り返る余裕はないな。常に前を向いて。ではまた来年。

2022-12-31

山登りの途上

2022年もいろいろあったが無事暮れようとしている。

コロナ禍の3年目、合宿は今年もオンラインになったが、春からの授業は対面で行った。そのやり方の一部はオンライン授業で培ったノウハウを継続し、対面でもオンライン(オンデマンド)でも受講可能な授業にした点が特筆できるだろう。

一方で、研究の方はやり足りないことばかり。投稿論文も通算で3回審査に落ちたり、なかなか原稿が仕上がらなかったり、山登りでは山頂が見えながらまだ登りの途中、という案件をいくつか抱えて年を越すが、道があるのはありがたいことかもしれない。

そんな感じで、来年も元気に進みたいものです。ではまた来年。

2022-03-11

震災から11年、コロナ禍の2年間

震災から11年を迎えたが、この1週間、いろいろなことが起こって、あまり実感が沸かない感じであった。

震災からこれまで、毎朝出勤時は、8階の自分のオフィスまで階段で登っている。あの時、建物も2週間停電断水し、毎日オフィスまで階段で昇り降りし、トイレに行くにも8階降りて別の棟まで通っていた。

そして、コロナ禍は発生から2年が経ち、まだちょっと先が見えないかな。それにしても、授業もオンラインで3年目というのもちょっと... と思う。なんとかならないか、と思案中。

次の1年、まずは忘れずに前進ですね。ではまた明日。

2021-12-31

オンラインからハイブリッドへ

今年も暮れるので一年を振り返っておこう。

オンラインなんとかに明け暮れた昨年だったが、今年も似た感じではあった。特に年明けと夏は、セミナーもオンラインで進めざるを得なかった。授業に至っては今年度は自分の担当授業はすべてオンラインということになった。

(昨年度は後期の大学院の授業は対面で行ったが、今年は学生の要望でオンラインにした。大学院にもなると、オンラインの方がいろいろ都合がよいこともあるようだ。)

秋から年末にかけては、対面とオンラインのハイブリッドでセミナーを行う機会も増えた。というか、昨年から、もともとコロナ禍でなくてもハイブリッドでやる事情が発生していたので、本来の体制に戻ったとも言えるかもしれない。

オンライン授業の準備は昨年度に構築した体制があったので、今年はそれで空いた時間を研究に投入した。原稿はそれなりに必死に書いたつもりだが、まだ完成の途上。来年も継続。一方で、別件では学生氏が修士論文で出した結果をフォローして発表、投稿、ソフトウェアの公開があったり、共同研究者の方の実験で稚内に初めて行ったり、卒業研究の4年生とレゴのロボットで実験を始めたりと、新しく着手したり進展したりしたことがいくつかあった。いま思い出すのは、札幌から稚内へ向かう車窓からの風景と、宗谷岬から眺めた海。

社会貢献もご縁があり、元学生の招きで「夏の学校」の出前授業をしたり、2つの県で講師を務め、中学や高校の数学の授業のICT化について話をさせていただいた。GeoGebra(数学の視覚化ソフトウェア)は初めて本格的に使ったがそれなりにマスターした。これらも新しい経験だった。

振り返ってみると、今年は新しい経験がそれなりにあったな。来年は... 今年着手したものを広げながら、さらに新しいことが始められたら、と思う。ハイブリッドから対面に戻せるのか、はたまた対面でも「新しい」対面になるのか...

今年もいろいろ大変なこともあったけど、これ書いていたらわくわくしてきて、来年も頑張ろうかな、という気になってきました。皆さんにおかれましては来年のご健康とご多幸をお祈りします。ではまた来年。

2021-03-12

ようやく今年度の卒業研究の締め

今年度の卒業研究は、昨年4月からセミナーを再開しようと思った途端にオンライン授業に移行し、4月はテレワークやオンライン授業への対応などに追われたため、春のセミナーが再開できたのは5月の連休を過ぎて5月の下旬となった。

しかも、セミナーはオンラインとなり、ペンタブレットを配ってオンラインの黒板に板書をしながらのビデオ会議となった。間もなく6月は教育実習の休みが入った。8月はお盆前後にちょっと休みを入れて、9月からセミナー再開。

卒業研究発表会も、例年は1月下旬に対面で行うのだが、今年はオンライン・オンデマンドの形態に移行。口頭発表はなし。資料を作成してファイルをサイトに置くことになった。

11月の卒業研究発表会の準備から、再び対面でのセミナーを始め、原稿を作る。そして、定例の合宿はオンラインとなったが、例年よりも若干遅れて、ようやく今日、卒業論文が出揃った。今年は困難な中で卒業論文までたどり着いたメンバーの努力に敬意を表したい。今年のセミナーは、記憶に残ることでしょう。

今年の3年生も、コロナ禍の下、セミナーを続けてきた。3年生は秋から対面で始めたが、一部のメンバーは実家に帰ってから当分の間オンラインでの参加だったりした。3年生も、今後の健闘に期待したい。ではまた明日。

2021-03-11

10年後の門出

震災から10年の日を迎えた今日はムスメ(上)が中学を卒業という門出の日になった。

10年後の同じ日にこうなることは1年前も想像していなかったし、この1年間、世界が新たな困難に立ち向かうことも想像していなかったので、未来を予想するというのは難しいことだと感じているが、あの日に比べれば今日は天気も穏やかで、陽射しの温もりも感じられたのにホッとした。まずはこの春新たなステージに立つ皆さんの門出をお祝いしたい。

それから、未来を変えるのは、一日一日、ちょこっとずつ何かを進める(変える)ことかな、と思う。昨年は4月に入ってからオンライン授業やテレワーク対応であたふたしていたが、今年は3月に入って早々、ある程度先を見通して準備を始めている。といってもいつも準備が終わるのはギリギリになるが、今度はどうなるかな?ではまた明日。

2020-12-31

オンラインの距離を超えて

今年がもうすぐ終わるということでちょっと振り返り。

1月にオペラの2つの公演にオケで乗ったのが夢のよう。3月のいつもの合宿は直前で中止。4月に入ってオンライン授業とオンライン業務の準備。5月から6月があっという間に過ぎ、オンライン授業の合間の初夏の仕事場から外に目をやると、人気のないキャンパスはどこか別世界のように感じられた。

夏から秋にかけて、オンラインの国際会議に参加。旧知の皆さんと再会し、この状況下でも科学の歩みを止めない動きに励まされた。春に中止された合宿もオンラインで復活。そして再びオンライン授業に戻りつつ、大学院では対面授業を始め、オンラインでセミナーを続けつつ、原稿用紙...ならぬパソコンのエディタに向かっている。

今年は特にオンライン授業になって、画面の向こうにいる学生さん方に、何をどう伝えるべきか、何を身につけてもらうことを目指すか、大学で教えることの本質を自らに問う日々だった。そして、学生さん方とコミュニケーションを取り続けられるよう、いろいろと工夫を続けた。

数学の授業は基本的に動画や資料を自分で見ながら学ぶ「オンデマンド」型だが、毎回授業時間にオンラインで対面し、レポート課題の解説をやったり、質問に答えたり。加えて、参加者の近況を聞いて回った。オープニングに各自の地元の天気を聞き(国内各地の実家から参加している人もいたので)、授業の状況や部活やアルバイトや地元の状況などを聞いた。学生さん方からの質問には、自分より歳の近いティーチング・アシスタントの人達に答えてもらったりもした。そんなことをしているうちに、学生さん方の好きなアーティストの話になり、リクエスト曲をかけたりと、ラジオ番組のようになった。外出制限下の学生さん方の状況を知るだけでなく、これまで知らなかったアーティストの音楽にも触れ、貴重な経験になった。

オンラインの会議は自主参加にしていたので、参加者は授業の受講者の一部だったが、彼ら、彼女らからは、数学の授業で数少ないリアルタイムのコミュニケーションでためになった、励まされたとの感想をもらったし、自分も、そんな彼ら、彼女らに励まされた授業だった。それから、授業のパートナーとして参加してくれたティーチングアシスタントの大学院生にも感謝したい。たぶん自分1人では話がもたなかったと思う。1人でしゃべれる人ならともかく、相方がいると話の際は楽ですね。

来年はどんな年になるか... まだいろいろと今年の状況が続くかもしれませんし、オンラインでこれからよい方向に向かう部分もあるかもしれませんが、ひとまず、これを読んでくださる皆さんの健康を願い、また対面でのいろいろな活動ができる日々が戻ってくることを願っています。ではまた来年。