2005-08-24

バスがすいた?

今日、つくばエクスプレス(TX)が開通。いつものように自宅から仕事に向かう途中、ひたち野うしく駅8:40発と思われる大学行きのバスを見かけた。いつ見ても満員のこのバスだが、今日は中で立っている人がほとんどいないのに驚いた。もしかしてTXに流れたか?ただし、バスを見かけたのはつくばセンターにほど近い場所だったので、すでに多くの人が降りた後だったかもしれない。

ちなみに、かみさんが前日記念撮影をしたカウントダウンの塔を見たら「あと0日」となっていた。明日は「あと-1日」になってたりして。

2005-08-19

旧岩崎邸庭園を訪ねて

前回の予告通り、この日はかみさんとお出かけ。行く先は上野の旧岩崎邸庭園。三菱の岩崎家の本邸として建てられた建物と庭園だ。

一昨年から一般公開が始まったとのことで、最初かみさんから話を聞いたときは「ふ〜ん」程度に聞いていましたが、あのコンドルが設計したと知ってがぜん興味がわいてきました。

本邸の建築は1896年。本邸の洋館を設計したジョサイア・コンドルは、明治期のいわゆるお雇い外国人の1人で、日本の洋館建築の先駆者といえる人です。この岩崎邸以外にも、鹿鳴館や東京帝室博物館等、多数の建築を手がけたのみならず、工部大学校(現在の東大工学部)で、辰野金吾(東京駅を設計)、片山東熊(東宮御所、現在の迎賓館を設計)といった第一人者達を育てました。そんな建物を見に行くというのですから、これはぜひ見ておかなければ。

門を入ったらゆるやかな坂を上る。洋館はwebでもいろいろ紹介されていますが、入ってみると、床から天井までの重厚な造りに驚く。あちこちの部屋やホールに暖炉がある。使うのもお手入れもさぞ大変だったことでしょう(お手伝いさんが必要!)蒸気暖房のラジエーター(本体のプレートを見るとアメリカ製。古い)も、つる草の模様入りで、自分が中学や高校時代に学校でおなじみだったものとは違い過ぎ。

洋館の内装はぴかぴかに磨き上げられていましたが、ここまで復元するのには大変な苦労があったのではないかと思います。洋館の隣に建っている撞球(ビリヤード)室もあったのですが、こちらの方はまだ壁の木目も白っぽく汚れており、壁紙もかなり色あせていました。復元前といった感じ。中を見ることができましたが入ることはできませんでした。

もう一つ、興味深かったのは、洋館とつないで同時期に建てられた和館。洋館が、主に当主の仕事場とお客さんをもてなす場として機能していたのに対し、和館の方は岩崎家の家族と使いの人達の生活の場だったようです。惜しむらくは一部を残して現存していないこと。建築当時の和館は底面積で洋館をしのぐ大きさだったのだが、特に取り壊された部分は彼らの住まいがあったようで、もし残っていたら、当時のお屋敷の造りや生活様式を知る上で興味深い手がかりになったことでしょう。

見学後、和館の軒先で休憩しましたが、緑に囲まれているためか、暑い日差しにもかかわらずさわやかな風が吹き抜けていきました。庭先でスズメが砂浴びをするのを初めて見ました。

2005-08-18

にわかアンテナ工事屋さん

今週は月曜から金曜まで休みをとっているが、家のこまごました作業で(それなりに)フル稼働。

土・日はクローゼットの中を整理。月曜から、軒先アンテナの取り付け作業。室内配線はやったことがあるけど、屋外配線は初めてだったので、いろいろ戸惑うこともあった。今回身につけた知識は以下の通り。

  • アンテナ用の同軸ケーブル(75Ω)には、太さがいろいろある。テレビアンテナ用に使われるケーブルは3C、4C、5Cという規格がほとんど。1ケタ目の数字はケーブルの太さを表し、数字が大きくなる程太くなる。2ケタ目のCはケーブルのインピーダンス(75Ω)を表す。そういえばアマチュア無線でよく使われる同軸ケーブルの5DのDはインピーダンスが50Ωとういう意味だったのか(これまでの無知が恥ずかしい)。
  • 75Ωのケーブルに使われるコネクタで、ネジ式のものはF型コネクタと呼ばれる。F型コネクタはケーブルの太さによって使える種類が異なるので、ケーブルの太さに合ったものを選ぶ。(最初、ケーブルの太さに合わないコネクタを買ってしまって、電気店へ再び買いに行った。間違えて買ったコネクタを返品できたのが不幸中の幸い。)
  • アンテナの向きについて。アンテナは電波が送信されてくる方向に向けるのであるが、自分が住んでいる場所(茨城南部)では東京タワーからの電波を受信する。よってアンテナの向きは南〜南西方向。
  • 今回、事情があって、CATV用のブースタ(弱い受信電波を増幅する装置)を使ったが、ふつうのテレビの電波にも有効である。
  • 軒先アンテナの受信性能はやはり簡易的なもので、画像は全体的にCATVにはかなわない。今回買ったアンテナの受信性能は、1ch(NHK総合)、3ch(NHK教育)は悪く、チャネルが上がる(周波数が高くなる)につれて向上していった。10ch(テレビ朝日)と12ch(テレビ東京)はCATVと比べても遜色なかった。中間の4ch(日本テレビ)、6ch(TBS)、8ch(フジテレビ)は、アンテナの角度をちょっと変えると1つがよくなったと思ったら別の1つが悪くなったりと、調整に苦労した。

こんな感じでうだうだとやってましたが、水曜になってようやく取り付けが終わりました。今日は再びクローゼットの整理。明日こそはオフ(かみさんとお出かけ)か!?