2011-03-28

民族大移動

民族大移動、といっても、計算機の話。震災そのたもろもろの廃棄備品の搬出作業を行い、ついでに計算機室の機能を、おととし末から1年余り仮住まいしていた部屋から、今度の新しい計算機室に引っ越す作業となった。

午前中、仮住まいの計算機室へ行き、ごみなどの不要物を部屋の外に出し、「持っていくもの」「残すもの」に分類してタグをつける。その前に、新しい計算機室にちょっと掃除機をかけたり、新規調達備品の調整を行ったり、先生方や院生さん達と情報収集(という名の休憩)をしたりしたので、ここまででお昼。

ついでに、同じフロアの同僚の方を訪ね、今回の震災の影響で廃棄するという書棚を1つ、譲ってもらう。私の仕事場にあったものと同じ機種で、私の仕事場では、今回倒れた書棚を廃棄すると、本のしまい場所に困る。というわけで、ひとまず同型の書棚を増やすというわけ。ただ、棚板は足りているが、棚板の留め具が足りないので、今後、調達しなきゃ。どうやって?ま、他の廃棄物品を観察したり(以下略)

そして、午後1時半、人も揃い、作業を始める。まずは、新しい計算機室の周辺の廃棄物品から。計算機室になる前、セミナー室として使われていた頃の古い机や椅子が放置されていたので、この辺を一掃。エレベーターに荷物を積むのは、なるべくたくさんの物を1回で詰めたい。これは、数学では「最密充填(じゅうてん)問題」と呼ばれていて、誰それ先生がこの問題の専門家、呼ぼうか!? などと冗談を言いながら、搬出を進める。ここは30分程で終了。

次に、仮住まいの計算機室の廃棄物品搬出だが、今日、昼前に、学科内の廃棄物品も総出で出すことが急きょ決まり、仮住まい計算機室と同じフロアにある、倉庫や「開かずの間」と呼ばれている?院生室の物品もあわせて搬出。その間、私は、計算機室内で、搬出の準備を進め、機器のケーブルを外したりタグを貼ったりする。

廃棄物品の搬出は皆さんにお任せし、今度は新しい計算機室に行って、運ばれてくる機材の受け入れの準備。まず机、ついで計算機や本やその他の荷物がどんどん運び込まれる。サーバ類はラックに収め、何とか一通り収まったかな。だいたい4時過ぎに作業終了。これで、2年がかりのプロジェクトも、ゴールにだいぶ近づいた、かな。

昨日までがらんとしていた計算機室に、一気に物が詰まった。これからぼちぼち整理し、動かしていかないと。院生の皆さん、先生方、ご協力ありがとうございました。

作業終了後も、なんとなく皆さんくつろいでいる様子。確かに疲れたもんね。自分も放心状態だった。こうやってくつろげるような部屋と感じてもらえると、嬉しいですね。

それから、この作業のさなか、今度卒業した学生さんが、学位記を受け取りに来たついでに、私のところに立ち寄ってくれた。ミンさん、わざわざありがとう。ばたばたしていてごめんなさい。筑波は必ず復旧するから(その頃はこの計算機室もきれいになっていると思うので:-)、また立ち寄ってもらえると嬉しいです。東京でのご活躍をお祈りします。

さすがに今日は疲れたネ。9時過ぎにムスメを寝かしつけ、今日の各方面へのメールを書き、これを書いたら11時だ。うーんこの先仕事は辛いなぁ。ここで寝て明朝だ。ではまた明日。

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