2010-12-10

レポートはプレゼンテーションなり

午前中はセミナー。正直に言います、午後返却するレポートの採点をしてました。今日説明して下さった先生ごめんなさい。

で、採点をしていて「?」と思ったのは、「図示せよ」という設問の解答に、図だけが書かれた答案が結構あったこと。違和感を覚えたのだけど、たしかに設問には「説明せよ」という指示はしていなかった。これは自分の落ち度だろう。

さて、それでも自分は「説明文も書いて当然」という意識があった。一方、想定される学生さんの言い分は「『図示』とあれば図さえ出せば十分だろう」となりそうだ。自分も学生の時分はそう思っただろう。では、この意識の差はどうやって埋められるか?レポートの書き方の差は何か?

と考えてみると、「プレゼンテーションをするように」レポートを書く、ということだろう。演習問題を解いて黒板の前で発表する時に、黙ったまま黒板に数式だけ書いて、席に座るようなことはしないだろう(常識では)。板書しながら、ここはこのような変形をして、とか、この定理を使うと、とか、口でしゃべるだろう。そのしゃべりは、いわばプレゼンテーションの中で、オーラルコミュニケーション、すなわち口頭での意思伝達の要素やな。それを文章にして、レポートに落とし込む・・・というのはどうだろう。

という話を、午後の授業でしました。

さて、授業の前に、昨日のインシデントの件、件のウイルスが何度も検知されるとの連絡あり。行ってみると、たしかにそうで、このウイルス対策ソフトはちょっと信用ならんから、別のに切り替えよう・・・とインストールしようと思うと「すでに入っているウイルス対策ソフトを削除した方がいいですよ」とのこと。そりゃそうだ、と思い、削除しようとすると・・・「ファイルパスが違います。」だと!? 削除できない。何だこの某ウイルスセキュリティーZEROは!? と、一般ユーザなら思いますわな。ええ、管理者も同感です。対策延期。

午後の授業の後はクラス連絡会。自然系4学類の授業アンケート結果に関する討論会。旧自然学類が分かれて以来、4学類合同で行ったのは初めてだと思う。進行の段取りや資料の体裁など、思うところはいろいろあったが、やはり、学生と教員の直接討論の機会は貴重。しかも、今回は他分野の先生方の意見も聴くことができたのは大きな収穫だった。

こんな感じで今週も終了。来週の「計算機演習」の準備、そして発明の調査が火の車。まずは「計算機演習」から、この週末に片付けたいが、どうなることやら・・・

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