2011-05-25

雨がやんでひんやりした一日

今日は、午前中、某業務に使う書類の準備。午後は計算機委員会のお買い物のまとめ。

それから、図書館に本を返しに行く。連休明けに授業のネタ仕込みのために借りたもの。それから、久々に理工系の新着雑誌の棚へ。山形大学の城戸淳二先生のブログが非常におもしろくて、最近また折に触れて過去の記事を拝読しているのだが、そんなこともあり、雑誌をちょっとばかりつらつら。

夜、前日届いた「数学通信」(日本数学会の雑誌)に目を通す。震災に触れた記事もいくつかあったが、理事長の宮岡洋一先生による「巻頭言」で、「勇気を頂いたこと」として、以下のように書かれていた(PDFファイルも公開されています)。

もう一つは,停電や頻発する余震といった困難な状況下にありながらも,東北大学や筑波大学といった被災地数学教室の復旧作業が,教員・学生・職員の一致団結と献身的努力により速やかに果たされたことです.日をおかずサーバが立ち上がりメール連絡が可能となったという知らせは,なんとありがたく心強いことだったでしょう.津波の直撃を免れたとはいえあれだけの巨大地震でしたから,図書室などほとんどの蔵書が床に散乱し,目も当てられない惨状だったとうかがっております.作業に当たった関係者の方々に心からの敬意と感謝を表するとともに,一刻も早く研究と教育に専念できるようになることをお祈りいたします.

率直にいって感激しました(特に、自分はメールサーバの復旧に奮闘した一人だったこともあるので)。うちの学科でも、今週から、学科の図書室の応急の復旧作業がようやく始まったが、他にも学術関係で被災した場所の皆様も、これから少しでも早い復旧を願っています。

それと、こちらは記事が公開されていないのだが、斎藤毅先生による「編集委員会の手紙」、それから編集委員の先生方による「編集後記」も、数学者の率直な心境として、同感だった。科学に携わる者として、疑問に思ったことは言わなければいけないのだ。そんなことを考えた夜です。

さて、話はかわるけど、今日もムスメは幼稚園で「組体操」の練習をしてきたそうで、夕食の前後には、ムスメに教わりながら2人で「やま〜」の練習をしたりしてました。ではまた明日。

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