2011-02-01

これまでの20年、これからの20年

今日から2月。自分は今年、四十になるわけで、今日は誕生日でもなんでもないのだけど、ふと、これまでの20年を振り返り、これからの20年、どうなるんだろう?と、考えてみた。

大学に入って筑波に来てから、早いもので20年になるが、これまで、これから何年先はこうなるぞ、といった目標や計画も特にないまま、突っ走って、ということはないな、のんびり歩いてここまで来た、という感じである。 今の学生さん達は「キャリアパス」とか、一生懸命頑張っているようで感心するのだが、自分が当時の感覚で今、学生だったら「キャリアパス的に」落ちこぼれていそうな気がする。そんな自分も学生さん達にとってはアドバイスすべき立場にもあるのだが、的確なアドバイスができるかどうか、難しいなあ。

でも、筑波に来た頃、ぼんやり描いていた夢みたいなものを、自分は何とか今も追い続けてはいる。運もあったかもしれないが、やはり、いろんな人との出会いが大きかったかな。家族、先生、友達、いろいろな形でお世話になった人達に感謝。ありがとうございます。

さて、そんな自分であるが、筑波に来てからのこれまでを振り返ると、なんとなく、10年ごとに、大きな区切りがついてきた気がする。仕事に就いた10年前と、最近の1〜2年の時期。そう思うと、あと20年は今の仕事を続けたいと思うので、次の10年、その次の10年を、自分の中でどのように位置づけようか?と考え始めた。

そしたら、例えると、種をまいて、育て、花を咲かせ、収穫する、という、植物を育てるサイクルをモデルにしようかな。植物は、何でもいいけど、おいしい実のなる果物なんかだと考えるのが楽しいかもしれない。でも、自分の頭に思い浮かぶのは、実家で両親やおばあちゃんが育てている、とうもろこしやトマトやきゅうりなど、野菜ばかり(おいしいけどね)・・・

で、本題だ。筑波に来て最初の10年が、種をまく前の地ならし、次の10年が、種を選んでまくところまで、だったかな。へっぽこ研究者(!)、種をまくまでに結構時間がかかったが、ま、育てられそうな種が見つかったから、よしとしよう。これが今だ。そしたら、これから次の10年で、この種を育てて花を咲かせ、その次の10年で、収穫がとれるといいな・・・

そんなことを考えた。もちろん、具体的には、もっと短期間、たとえば5年後、これをやっていたい、といったような計画もまとまりつつあるけど、まずは、大枠からぼんやり描いて、だんだん細かい部分を詰めて、それを日々の意識につなげていこうかな、と思う。ま、現実はどうなるかわからないけどね。計画を立てることは悪くなかろう。将来を考えるのが楽しみ、というのは、ありがたいね。

・・・そんなことを考えた、出勤路でした。ラジオで、チャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」(通称「弦セレ」)を聴きながら。いい曲だなあ。

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