2011-02-08

存在しない学科の証明書

今日の午後は、計算機演習の授業。毎度おなじみ、端末室だが、同じ授業でも、日によって、雰囲気、というか、場の空気が微妙に異なることがあるもの。学生さん達が静かに集中している日もあれば、割とにぎやかに、時によってはちょっとうるさいと感じる時もある。

並列計算機に例えると、各処理装置(プロセッサ)が黙々と自分の仕事をこなす時と、他の装置と情報を交換する、いわゆる「通信」が起こる時の対比に似た感じかもしれない。

でもって、先週の授業は、友達同士の会話も少なく、静かな端末室にキーボードの音が響く・・・という感じだったけど、今日は、先週に比べると、レポートを解いていての相談なども多く、席を移動しての相談も普段より頻繁に見られた気がする。加えて、授業の履修者以外の人達の間も「通信」が比較的多かったようで、先週よりはだいぶにぎやかな雰囲気。同じ部屋の同じ授業で、これだけ雰囲気が変わるのは、見ていておもしろいものです。

さて、この授業では、毎回、レポートの締切を設けており、病気や、教職科目の「介護等体験」で欠席した場合は、「欠席届」を出してもらうことで、締切を延ばしている。先々週、インフルエンザで休んだという学生さんがいて、今日、欠席届を出してもらうことにしていた。

そこで、今日、見せてもらったのだが、事務が「インフルエンザ罹患の証明書」を発行したとのこと。これは、昨年、新型インフルエンザの流行時に作られた、特別の証明書で、コピーするとすぐにバレる用紙(役所の住民票などが印刷されているような紙)に印刷され、教員に見せて欠席を認めてもらうためのものだ。今回、インフルエンザということで、発行されたらしい。

もちろん、欠席届と同等の書類として、私はOKを出したのだが、この証明書、普段なかなか見る機会がない。せっかくの機会なので、ちゃんと見せてもらった。読んでみると・・・「生命環境学群 数学類」あれ?数学類って「理工学群」じゃなかったっけ?(筑波大学で、「学群」はふつうの大学の「学部」、「学類」は「学科」に相当します。)ということは、この書類、存在しない学科の証明書ってことか・・・!?

まあ、今回の証明書は、使用目的といっても、せいぜい授業の担当教員に見せてOKをもらう程度だと思うので、学科名が間違っていてもそんなに問題はなさそうだけど、書類の種類と使い道によってはちょっとマズいかもね。そんなわけで、学生さんにも、書類をもらったら一応内容を確認するように、と指導したわけだが、それにしても、珍しい証明書でした。

そんな感じの午後だったが、最近、時間が足りないなー。明日は金曜日の振替授業で、数学特別演習があるのだが、先週の感想もまだコメントを返していない、書く暇がなかった。これから書きます。あと、明日の予習も。ではまた明日。

2 件のコメント:

智幸 さんのコメント...

どんな事故だぁ~~

Akira Terui (照井 章) さんのコメント...

今回は、より正確に言うと、証明を受ける学生さんが「存在しない学科」の所属になってしまった、ということで、これは「在学証明」の一種でしょうから、学科が間違えていると、場合によってはマズいかもしれませんね。