いよいよ、パパママコンサートの本番の日となりました。
今日は、子供の部が10時20分開演となっていて、プログラムの曲数が子供の部、大人の部合わせて延べ20曲あったので、朝のリハーサルは8時半開始、各曲5分刻みという分単位のスケジュール。それで、今朝は6時には起き、一家で8時半ちょうどに幼稚園に到着。あれよあれよという間にリハーサルが進み、園児達が入ってきて本番。
せっかくなので、プログラムと楽器編成、一言コメントを載せておきます。各楽器の後ろのカッコ書きの数字は、その楽器の人数。
<子供の部>
- ねこふんじゃった(玉木宏樹 編曲)
ヴァイオリン (2)
変奏曲で、忍び足だったり駆け回ったりというような描写がおもしろかった。 - ぞうさん(團伊玖磨 作曲)
チューバソロ
今回出演した3人のパパさんの1人。本番3分前に、ご本人と私との打ち合わせで「じゃ、最後にホルンがゾウの鳴き声をやりましょう」ということになり、皆さんをちょっと驚かせちゃったみたい。とりあえずうまくいってよかったゾウ。 - トリッチ・トラッチ・ポルカ(ヨハン・シュトラウスII世 作曲)
ピアノ (3: 六手連弾)
ピアノは1台、奏者は3人なので、六手連弾。といっても、基本的に四手で、曲が進むたびに1人ずつスライドしながら弾く。すごいなぁー、絶妙なタイミング。 - にんじんとごぼうとだいこん(金沢達也 作曲)
ソプラノ (2)、筝 (2)
ナレーションの入った音楽劇。おはなしを聴いたら、昔聴いたことのある 「なぜ、にんじん、ごぼう、だいこんがそれぞれの色になったか」というお話。久々に思い出した。筝は、13弦と17弦という、2種類の楽器を使用。 - 練習曲作品10-12「革命」(ショパン 作曲)
ピアノソロ
練習曲と言っても、よく知られた名曲。でも生で聴くと、やっぱりすごいと思う。今回ピアノで一緒に出演したパパさんが「速弾きコンテストみたいな曲を、感情をこめて弾くのはすごいなあ」とおっしゃっていた。なるほど。 - サウンド・オブ・ミュージック・メドレー(リチャード・ロジャース 作曲)
ヴァイオリン (1)、フルート (1)、筝 (1)、ピアノ (1)
お箏が入った「サウンド・オブ・ミュージック」はここ独特のプログラムだと思うけど、お箏の音を生で聴くのもすばらしいです。 - 虹(アクアタイムズ)
ボーカル (1)、ベース (1)、ヴァイオリン (1)、フルート (1)、クラリネット (1)、ピアノ (1)、パーカッション (2)、ドラムス (1)
ボーカルは幼稚園の男の先生。ふだんは幼稚園のバンド「のんたんズ」としてご活躍。これに、今回のメンバーが加わっての演奏。最初の曲から、子供達は盛んに「ブラボー」を送ってくれたけど、この曲は先生が自ら「ブラボー」やってました。 - アララの呪文(岡本真夜 作曲)
フルート (3)、クラリネット (1)、サックス (3)、ホルン (1)、チューバ (1)、ベース (1)、ピアノ (1)、ドラムス (1)
私がアレンジさせてもらった曲その1。吹奏楽の曲をこの編成に直すのに頭を使った。先週のゲネプロで、振り付けをつけることになって、本番直前まで何度も合わせたが、幸い、本番はちゃんと決まってよかったです。 - ボレロ(ひたちバージョン)(ラヴェル 作曲)
ヴァイオリン (2)、フルート (3)、クラリネット (1)、サックス (3)、ホルン (1)、チューバ (1)、筝 (1)、ピアノ (2)、スネアドラム (1)、パーカッション (1)、マリンバ (1)
最初にこの曲のスコアを見たとき、お箏のパートがあって「え?」と思ったのだが、実際に合わせたら、生のお箏の音色に感激。 この曲も、合わせ甲斐がありました。
以上で、予定時間45分のところを約1時間。
<大人の部>
- ボレロ(ひたちバージョン)(ラヴェル 作曲)
子供の部と同じ編成なので省略。 - イパネマの娘(アントニオ・カルロス・ジョビン 作曲)
フルート (3)、クラリネット (1)、サックス (3)、ホルン (1)、チューバ (1)、ベース (1)、ピアノ (1)、ドラムス (1)
私がアレンジさせてもらった曲その2。「アララの呪文」と同じメンバー。こちらは、ジャズバンド用の譜面2種類からアレンジ。中間部に何人かの人にソロ(アドリブ)を書いてお願いしましたが、皆さんステキなソロでした。 - ハナミズキ(一青窈)
フルート (3)、ピアノ (1)
演奏を聴きながら、自分の演奏を終えて、これまでのことを思い出して余韻にひたっていた。 - ロンドンの夜の雨(宮城道雄 作曲)
筝 独奏
この曲は初めて聴いたけど、 宮城道雄はやっぱりすごい。 - サウンド・オブ・ミュージック・メドレー(リチャード・ロジャース 作曲)
ヴァイオリン (1)、フルート (1)、筝 (1)、ピアノ (1)
大人の部はノーカット版。ソプラノの方が、この曲のメンバーとなじみ深い方なのだそうですが、飛び入りで参加して歌われ、万感の思いのこもったステージになって感動。 - ルパンIII世(大野雄二 作曲)
この素晴らしき世界 (What A Wonderful World) (G. ダグラス、ジョージ・デビッド・ワイス 作曲)
ピアノソロ
今回出演した3人のパパさんのお1人。ジャズピアノ。いいですわ〜、自分もこんな風に弾けるようになれたら、と思う。どちらの曲もわりとレガートだったが、ルパンの軽快な感じと、What A Wonderful Worldのしっとりした感じの差が出ていてステキだった。 - 銀河鉄道999(タケカワユキヒデ 作曲)
サックス (3)、クラリネット (1)
映画のテーマ曲としてゴダイゴが歌っていた方の曲。もともとサックス四重奏の編曲を、アルトサックス3+クラリネットで演奏。かなり練習を積んでいたようだ。すごいなあ。軽快な感じがよかった。このグループをとりまとめたのは、うちのかみさん。お疲れさま。 - 「くるみ割り人形」より「花のワルツ」(チャイコフスキー 作曲)
ピアノ (2)、ヴァイオリン (1)、フルート (1)
ピアノ連弾かっこよかったっす。ヴァイオリンとフルートも華やかさ満載。もっと弦/管楽器を増やすともっと盛り上がりそう。 - 春の海(宮城道雄 作曲)
ヴァイオリン (1)、筝 (1)
そう、あの名曲です。お箏を演奏された、今回のパパママの仕切り役の方によると、「春の海」を、本来の尺八でなく、ヴァイオリンと演奏する頻度は、約20回に1回程度なんだそうです。へぇ〜。 - 歌劇「ジャンニ・スキッキ」より「私のお父様」(プッチーニ 作曲)
ソプラノ、ピアノ伴奏
聴けば「あれか〜」と思い出す曲。しっとりした情感がこもった演奏。 - 練習曲作品10-12「革命」(ショパン 作曲)
ピアノソロ
子供の部に続いて、演奏されました。 - 春の声(ヨハン・シュトラウスII世 作曲)
ソプラノ、ピアノ伴奏
毎回「パパママ」の舞台監督としてご指導いただく他、幼稚園のママさん達の合唱も指導いただいている先生のソロ。「これがプロか!」と圧倒される。パパママやってよかったと思うひととき。 - アンコール:きっとしあわせ(杉本真人 作曲)
ソプラノ (3?)、ピアノ伴奏
今頑張っているママさん達へのメッセージとのことで、結構きましたね。
そんな感じで、予定時間45分のところ、(普通に?)1時間半かかって、午後1時過ぎに終演。
終演後、お弁当は卒園生の家のお弁当屋さんから。おいしかった。それから、やはり卒園生のお母さんから、ロールケーキの差し入れ。玄人はだしの技、おいしいケーキでした。
で、コンサートの出演者は、年長さんのママさんで、今回が最後のステージだったりとか、他にも皆さんいろいろな物語がおありで、そのような中でメンバーが一つになってコンサートを成功できてよかったな、と思った。私はと言うと、そのような皆さんの仲間に入れていただき、ちょっとはお役に立てたことが嬉しかったし、今までに経験のなかったような仲間の人達とこのような形で音楽作りに参加できたことは、自分の音楽人生の中でも貴重な経験になりました。ありがとうございました。
さて、今日はこれからもう一仕事。ではまた明日。
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