2012-09-26

授業のやりとりを双方向にするためのお試し

今日は久々に自転車で出勤。本当なら明日あたり、と思っていたが、明日は雨が降りそうな天気予報なので、急きょ繰り上げ。

仕事場に着いて程なくして電話。本部棟から事務の人が、先日買った本の納品検収で写真を撮らせてほしいとのこと。

大学の研究費を不正にためこんだり、業者に預けたりする話は、ちょくちょく問題になっていて、いろいろ対策が講じられても後を絶たないが、私のいる大学では、納品されたかどうかのチェックが昔より厳しくなっている。業者の納品は、一旦本部棟の納品検収所を通ってから各部局に納品されるとか(教員宛の宅配便の類いも含む)、教員が納品書を受け取ったら、日付と書いてサインをして事務に出す、といった手続きが、ここ数年行われている。

先日のように、大学の書籍部では、レジで「公費で」と言うと、その場で伝票を切って、お金は払わずに本を手にすることができる。その際、伝票は書籍部から大学に送られるとともに、教員が受け取る納品書は教員側の事務に提出することになっている。

しかし、納品検収の一環で本の写真を撮られるというのは初めての経験だった。事務の方に伺うと、書籍部で買った本については、抜き打ちでチェックしているのだそうだ。でも、書籍部から本をたくさん買う人は、3か月に1度くらい当たるらしい。写真を撮る方も大変な手間と思うが、お疲れさまです。

午後の授業は先週曜日変更で休講だったので、2週間ぶり。「演習」といっても、50人も人数がいるので、前半は例題の解き方を講義して、後半にめいめいに問題を解いてもらう。

特に前半はどうしても自分から学生さん達への一方通行になりがちなのだが、基本的なアイデアを復習する際に「これ知っている人、いますか?」と尋ねてみる。こういう瞬間に、教室が最も静まり返るのもおもしろい(学生さん達の気分もわかる気がする。自分もそうだろう)。

そこで、1人指名して「わかりません」と言うのもかまわず前に出てきてもらい、ステップバイステップでヒントを出しながら答えを導いてもらう。教員である自分がしゃべるよりも、友達がしゃべった方が、学生さん達も話を聞きそう、という仮説のもとにやってみたけど、どうだったろうか。発表が無事終わって、聞き手の人達が発表者に拍手を送っていたので、聞き手の関心度はそれなりに高かったかもしれない。ま、今後もいろいろやり方を考えてみよう。

夜は、週末のお出かけに備えて、最近撮った写真とビデオの録画の整理。ちょっと時間がかかったが、出発前夜は少し楽になるかな。ではまた明日。

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