2011-09-12

授業開始

今日から授業も始まった。今日は大学院の授業。

最近はパソコンを持ち込んでプログラムのデモンストレーションを並行して行っているのだが、1学期は時間ギリギリに教室に行き、準備が授業時間に食い込んでいたので、今日は早めに行って準備してみた。とは言っても、今日は夏休み明け最初の授業ということで、オープニングは雑談(とはいっても、最近参加したプログラミングのコンテストのようなイベントの話なので、ちょっとは授業にも関連があるかな)で始めたので、少し遅れてスタートだったかなー。

夕方、分野の先生方とカリキュラムの相談。実は、再来年度から、これまで3学期制だったのが2学期制に移行する(学群、大学院とも)。今年度中に、新しい制度を決めておく必要があるので、専攻内でも、2学期制のカリキュラムを決める作業が進んでいる。というわけで、今日の打ち合わせは、分野内(計算機数学)の相談だった。これをもとにシラバスの案を書き、その後、専攻内でシラバスの案を集めて検討するという流れ。

(2学期制移行に関しては、4月に発行された「筑波大学新聞」第292号に掲載されました。PDF版もようやく大学のホームページに上がっています。)

さ、今週は週の後半の授業の準備もあるし、これからの2学期、3学期の授業の仕込みも入る。頑張りましょう。ではまた明日。

2 件のコメント:

智幸 さんのコメント...

個人的に、大学のカリキュラム・教育課程に興味がある私としても、この2学期制(ある意味では6学期制?)については興味があります。
まぁ、実際のところでわたしには関係ないことになるわけですが……
でも、とても気になってます。

大学院(数学専攻)は通年or集中なので、成績の付け方の点を除けば大きな変化はないのかなと思っていますが、気になるのは学群の方だったりします。


2学期制の導入により、授業の枠の捉え方が変わる可能性もあると思いますが、1年生の線形代数で捉えると、
(1)『科目の単位数』を重視して、2コマ連続などをして調整する。
⇒1単位=1モジュール×2にして、うまく調整する。

(2)『今までの3学期構成方法』を重視して、学期と学期をつなげていく考え方
⇒線形1=前学期1・2、線形2=前学期3+後学期1、線形3=後学期2・3
という形にして、対応する。

(3)『最終的な時間数』を重視し、多少の単位数は変更して対応する。
⇒線形1~3の計3単位分を(新)線形1・2とし、(新)線形1=前学期、(新)線形2=後学期にすることで対応する。

と考えていました。
現実問題は生徒や成績をつけることを考えると、(3)を基本とし、時には(1)になるのかなとか……

2年生以降の科目は、授業内容を勘案して科目名の統合や単位数の増加で対応するのでしょうか?
例えば、代数入門(2年-2・3学期)と代数学1A(3年-1・2学期)と代数学1B(3年-2・3学期)を授業内容調整しつつ、
⇒代数入門=2年通年、代数学1A=3年前学期、代数学1B=3年後学期のような

くっつけられないものは
2単位=前学期月4+前学期3モジュール月5

2単位=前学期1・2モジュール×月4・5
になるのかなと……

その他、解析1や解析2は単位数を『2+1⇒1.5+1.5』とか、4年生の授業は前学期のみにして、1.5単位に減らすとか、いろいろと疑問は尽きない感じです。


実は全学類でのことも気になっていたりします。
カリキュラム構造からのイメージから『容易そうな学類』~『大変そうな学類』を考えると、
調整しやすい順?

『人文・比文・化学・医学>数学・物理・地球・社会・生物・生物資源>教育・心理>障害・看護』

完全に把握しているわけではないですが、
・人文や化学は通年開設の率が高い。
比文は上記の解析1・2のような構造である上に、その科目は1・2を両方取ることが望ましいとされているため、通年にしてもさほど障害がないと考えられる。
医学のところは他の違うスケジュール対応構造のためである。

・数学や物理、地球や生物では、比較的に通年に近い構造や授業内容の調整で調整しやすそうである。
社会も調整がしやすい気がする。(他に比べても根拠は全くない)
生物資源も構造としては、編成が難しい気がします。
生物だったか、生物資源では学期を前半後半で実験を分けていたものがあり、その点は各モジュールごとの開講にすることができてラッキーなのかもしれない。
この中でも『数学・物理・社会>生物資源(生物?)>地球、生物(生物資源)』かもしれない。
※実験を前半後半に分けていたほうが上(容易)

・教育や心理は学期完結構造だった上に、科目ごとの連携がそこまで強くないため、難しそうである。
もしかすると、教育や心理は学類改組前の通年構造に戻したりするかもしれない?

・障害や看護の場合は、教育や心理の構造の上に、障害は地球でも多い1単位の率が高いために調整が難しそうである。また、障害は社会福祉士や特別支援学校免許、看護は保健師(選択制に変わるんだったかな?)や養護教諭など両方は特殊な課程が存在するため。


ただこういっていても、どこでも大変なんだろうなと思います。
(それでも、最初の医学以外の3学類は大学院の数学コースのような感じが多いし……)


長文、すみません。

Akira Terui (照井 章) さんのコメント...

まあいろいろ難しい部分はあると思いますが、数学にとっても、これから先の数十年?学生に何をどう教えるか、今回のような形で組み直すチャンスはそうそうないと思うので、よく検討して、学生のためになるカリキュラムになれば、と思います。