2013-04-16

Java 手習い

今週中までは、ほぼ大学の授業のスタートアップ週間のようなものだが、これから6月末までの月曜の午後は、プログラミング言語 Java の授業に卒研生と出ることにした。

この授業、全学対象の「情報」(科目名も、昨年度までの「情報処理」から変わった)の上級という位置づけ。「上級」というのは、現在の「情報」科目自体はパソコンのリテラシー(読み書き表計算プレゼンテーション)や情報倫理といった領域をカバーしているので、プログラミングをそれなりに行う授業科目は「上級」に位置づけられるというわけで、Java のプログラミングとしては「初級」の範囲(という、担当の先生の説明)。

大学の教員が今さら学部の授業で Java 習うの?と笑われそうだが、まあいいです。笑われてもいいや、と、こういうことにもためらいを感じなくなったきっかけは、これまでいろいろとお世話になった先生が(その先生は代数が専門の方なのだが)、筑波を定年になって別の私立大学に赴任したとき、計算機関連の授業も教えることになったというので、その勉強をしようと、私達が履修していた学部3年の計算機数学の授業(この時の講師は我らが大将で、まだ弟子入りする前だった)に私達と机を並べていたこと。

この時は、先生のことを存ぜず(先生の定年まで直接教わったこともなかったもので)、きっと先生のようなのだが誰だろう、と謎だったのだが、後々になって、先生から直接このお話を伺い、たくさん業績のある高名な先生なのに謙虚に学ぼうとされる姿勢に感動したのだった。以来、先生からは、謙虚に学ぶ姿勢の大切さで受けた影響は計り知れない。ま、自分の場合は、こういった形で時間を強制的に確保しないと勉強しないからというトホホな動機でありますが。

卒業研究では Java を使って何かをしようと目論んでいるところだが、数学類ではプログラミングを教える授業がなく、従って学生はプログラミングを学ぶ機会がない。当初はセミナーで勉強しようと思ったが、冬のセミナーをやってきた中で、これはセミナーでは Java まで手が回らなそう、とちょっと危機感を覚えた。と、ちょうどよいタイミングで、今回の授業が春に開講されることになったので、出ることにした次第。これからどうなるでしょう。お楽しみに!?

さて、夜は明日の授業の準備。最初に新しい概念を導入するのはなかなか難しい。ぐるぐる考えを巡らせてようやくノートをつくったが、どうなるかな。ついでに寝不足も深刻。まずいな。そろそろ打ち止め。ではまた明日。

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