2011-11-28

レポートに垣間見る、学生さん達の素顔

今週前半は、大学の学期末で秋休み(筑波は3学期制で、今が学期の変わり目です。ただし、再来年度から2学期制になります)。学期末のレポートの採点。

朝、仕事場に着くなり、ドアのポストに2つに折りたたまれたレポートが1通。私のレポートは先週金曜日の締切にしていたので、直接持ってきたのだろう。でもね、レポートボックスを開けるのは月曜の朝だから、まだ週末の間はレポートボックスに出せたんだけどね。ついでに、メモが1枚「数特(数学特別演習)のレポートです。よろしくお願いします」となぐり書き。さらに、前回配った課題用紙を表紙につけろって言ったのに、つけていないし・・・。というのが気になるのも、自分も歳をとった証拠かな。

事務室に出向き、レポートボックスに集まったレポートを持ち帰って読んでいくと、授業期間中は「うーん、彼(理解度が)大丈夫かな・・・」とちょっと心配していた学生が、きちんとした体裁で、力作を出してきて「うーん」とうなったり(こっちの「うーん」は感心の方)、別の学生のレポートは、レポートを書きながら、その内容に感心している様子が生き生きと伝わってきて、そんな生き生きとしたレポートにこちらも感心したり。もちろん「もっと頑張ってほしいなー」と思うレポートもあるのだが、レポートを読みながら、学生達の普段とちょっと違う印象を受けたりして、全般的には感心するひととき。「自分がもし学生だったら、こんなレポート書けたかな?」とも考えたりしながら。

今の学生さん達には、数学を学んで、感心したりわくわくしたりしたそれぞれの感覚を、ぜひ次の世代へ伝えてくれることを願っている。自分も、数学を教えるにあたっては、同じように、自分が数学に触れるわくわく感を学生達に伝えたいという気持ちを大切にしているが、今回、その思いを新たにした採点のひとときでありました。

夕方、年明けの某選挙(学内)の会議など。明日から推薦入試、受験生の皆さんの健闘を祈ります。ではまた明日。

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