2012-07-23

昨日の演奏会のことをもう少々

今日は、昨日の演奏会のことをもう少し書いておこうと思う。

Y.T.B.E. は、約10年前に結成されたブラスアンサンブルです。団体を主宰されている佐藤雄一さんは、現在国際的に活躍されているトランペット奏者で、佐藤さんのお弟子さん達が中心になって、団体を立ち上げたということです。佐藤さんとの出逢いにもいろいろ話があるのだが(そして最近知ったのだが、佐藤さんと私はともに 1971 年生まれの同級生です)、またの機会にしましょう。

で、自分は、ご縁があって、団体の結成直後に行われた「第0回」の演奏会(公開ホール練習)に乗り、それから約10年のご無沙汰を経て、今回もご縁があって出演のお話をいただき、エキストラとしてステージに乗ったわけです。

Y.T.B.E. の特徴として、今回のステージで私が感じたのは、以下の点です。

  • 本番前のリハーサルも、皆さん、演奏は手を抜きません。いわば、当日に本番を2度行うような感じで、これは並大抵のことではないと思います。逆に言うと、普段、基礎力の養成をどれだけちゃんとやっているかが試されるということでもあります。
  • 「第0回」のときから、佐藤さんは「息を十分入れて音を出す」いうことを繰り返し指導されていたと思います。ウォームアップ時の基礎練習は、当時も現在も変わらない形で時間をかけてやっています。当時は、こういう練習がどのように実を結ぶか、関心がありましたが、今回、このような練習が、広いダイナミックレンジ(音量の幅)、豊かな音色、音量を絞っても音がつぶれない表現力として、ちゃんと実を結んでいるな、と実感しました。
  • 上記のように、個々の音色が豊かになることで、全体としての音色もまとまりがある、というか、各パート内、もしくはパート間の音色がうまくブレンドされています。そうすると、和音の音程もとりやすくなると思いますが、降り番で演奏を聴いているときも、随所で、ぞくぞくっとするような、よい和声の響きに触れることができました。
  • そして、メンバーの「こころ」の部分も印象に残りました。皆さん、豊かな個性にあふれていて、それらが演奏にも現われるのが聴いていて楽しみなんですが、お互いに相手を尊重しあいつつ、よりよい方向を目指そうという姿勢がよくわかります。この辺も「雄一マインド」がメンバーに浸透しているんでしょうね。
  • あと、「未就学児入場大歓迎!」というのもよいです。小さい子にもよいものに触れる機会があるといいなという親心からです。

といった感じで、ここずっと、こういうサウンドを生で聴く機会がなかったということも影響したかもしれませんが、ステージの音に感激しながら楽しく参加させていただきました。あらためて、佐藤先生とメンバーの皆さんに感謝です。つくば近郊の方はぜひ一度演奏会に足を運んでいただいて損はないと思います。

さて、今週も忙しくなるかな!? 頑張りましょう。ではまた明日。

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