2011-10-27

仕事場の復興はここから

今日は、いよいよ、仕事場に書庫の設置となった。

設置の前に、これまでの仮設の書棚の固定金具を外して書棚を外に運び出す。

その間に新しい書庫のユニットが続々と運ばれてくる。

まず、ベース(床台)の設置。計画の際は、書庫の脇にすき間ができて、化粧板をどうしようかなんて考えていたのだが、いざ置いてみたら、壁一杯にはまった。

ここで注意するのが、電話線と電源(テーブルタップ)の取り回し。仕事場の電話のモジュラージャックが、書庫の後ろに隠れるので、窓側の壁のすき間から配線を出す。この際、ケーブルを書庫がつぶすと、ケーブルの切断やショートの原因になるので、注意が必要。





ベースを置いたら、下段のユニットを順に設置。一番廊下側は、2段分の高さのロッカーを置く。下段を一通り置いたところで、電話線がベースの下敷きになっているのを見つけ、かろうじて再調整する。






ロッカーの上のランマの部分に、ダクトの出っ張りを発見。このダクトは、古いネットワークのケーブルを引き込んでいたものだが、この出っ張りだと書庫に当たってしまう。幸い、回して取り外すことができた。

ここまで来たところで、下段の高さ調整。作業員の人が、各ユニットで、水準器で確認しながらベースのネジを回して高さを調整していく。実に手際よい。すごいなあ。自分だったらこれだけで一日かかってしまいそう。ついでに、この壁面の部分は、窓側から廊下側に傾斜して下がっているようだ。高さ調整が終わったら、下段のユニットをネジ組みで連結。

その間に、上段とランマのユニットをそれぞれ連結。一番窓側のランマのユニットは、両開き扉がダクトに当たってしまうので、あらかじめ扉を取り外してしまう。






上段の組み立て。まず、廊下側のロッカーの上から。ロッカー上のランマのユニットのみ、ネジで壁に固定する。

実は、今回設置した壁面は、床の部分にだけ変な段差(出っ張り)があって、書庫全体を背面の壁面に密着させることができない。これまで、今回のようなユニット書庫は、床と天井が接しているから大丈夫だと思っていたが、3月の震災では、それにもかかわらず、書庫全体が数十センチ移動した例や、もっとすごいことには、丸ごと書庫が倒れた例もあった。なので、壁に固定しないと不安、というのはある。今回は、廊下側のみネジ止めしたので、3月のような地震が来たら、とにかく早く室外に逃げるべきだろう。






その後、廊下で組み立てた上段のユニットを、順番に下段の上に重ねていく。その後、上段どうしを連結し、引き出しや棚板を入れて、作業終了。


だいたい2時間の作業で、書庫の設置が完了した。まるでカスタムメイドかのように、壁面にぴったり収まった。これは偶然です。もっとすき間が開くと思っていたので。ちゃんと入ってよかったー。

これで、仕事場の収納も、仮設の状態からようやく復興へスタート。今回、書庫の費用を出してくれた大学に感謝。メーカー、作業員の皆さんもありがとうございました。これからしばらくお片づけが続くが、廊下を占拠して皆さんに迷惑をかけているので、早くもとに戻そう。まずはここまで。ではまた明日。

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