そんなわけで、今回のオペラの最後の公演であるつくば公演の本番も、体調を何とかもたせて無事終了した。ご心配、ご迷惑をおかけした皆様すみませんでした。ご来場下さった方々に感謝申し上げます。(写真は、無事本番を終えて自分の楽譜を閉じたところです。)
さて、今回、体調が比較的悪い中での本番を迎えたということで、これまで大して考えなかった、本番前日や当日、本番中のコンディショニング(楽器を吹く部分の状態維持)について、いろいろと学んだと思う。
昨日はあまり体調がよくなかったためか、ゲネプロで緊張するというよりも、体調をいかに維持しながら演奏するかということに主眼が置かれ、それほど緊張せずに自分のコンディションを確認できた気がする。その上で、翌日の本番に備えて、なるべく持久力を残しておくようにしておいた点は、これまであまり考えたことがなかったと思う。
さすがに今日の本番では、最初の30分くらいは緊張していてコンディションが普段と違っていたし、吹いていくたびに唇周りの疲れが増してきたが、そのような状況で、いかにして音の立ち上がりをクリアに保つか、ということも、本番中の一瞬一瞬の中で考えた。今回は、その試みがある程度成功したような気がする。これからも、新たに学んで前進したいもの。
自分のことはまあこんなところだが、ムスメ(上)が頑張っていたのは、終演後のカーテンコールを見ていても感激だった。でも、今朝、ムスメを起こしたときの会話は笑ったね。
そんなムスメも、オペラの経験は楽しかったようで、今日の夕食時には、またやりたいなー、次のオペラはいつ?と訊いていた。次回の共演を楽しみにしよう。ではまた明日。(私)「おーい、そろそろ起きようー」
(ムスメ)(目をうっすらと開けて)「うーん、今日なんのようじだっけ?」
(私)「えっ、今日は『夕鶴』の本番だぞ!」
(ムスメ)(突然目を大きく見開いて)「あっ、そうだった!」
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