2015-06-19

会議が終わってホルンメーカーの総本山?を訪問

山の中の会議も今日が最終日。午前中のセッションも無事終わり、昼食を食べ、帰りは年上の先生とドイツの若い同僚の人とバス停へ急ぐ。

そして、今回、会議の前後にマインツに滞在したのにはある目論見が... それは、世界で最も有名なホルンメーカーの一つであるアレキサンダー社の訪問。ホームページに工房の様子が載っていたが、ホームページに場所は載っているけど開店時間の情報がなく、いつ訪問可能なのか、よくわからない。

そこで、ドイツの同僚の人が、マインツ駅に着いた時にわざわざアレキサンダーの本社に電話してくれた。そしたら「今日は6時までなら工房を見せることができる。明日はやってない」とのこと。今、4時過ぎなので急いだ方がよい。ドイツの彼はこれから電車を乗り換えて地元に戻るとのことで、厚くお礼を言って別れた。そしてホテルに荷物を置き、一緒に来ていた先生と合流し、路面電車で本社へ向かう。

本社では係の男性が迎えてくれて、工房の中を案内してくれた。工房内の写真撮影は認められなかったが(ホームページにいくつかあります)、バルブの取り付け工程や、管を曲げるのに氷水を入れて変形を防ぐ工夫、そのために氷水に漬けるための巨大な冷凍庫、楽器の乾燥室とラッカー室、さまざまな目的の工具など、どれも興味深いものばかり。これは来た甲斐があった。

その後、ショールームで標準的な楽器を何本か試奏し、訪問の記念にCDを選んで買い、工房を後にした。今回、訪問のための手助けをしてくれた同僚の人と、訪問におつき合い下さった先生に感謝。

夜は地元料理を食べようと、先生と街中を歩き回ったが、なかなかそれらしい店が見つからない。目抜き通りでお祭りらしいものをやっており、そこに待機していた救急隊の人に尋ねて、グーテンベルグ博物館の近くに行くと、何軒かそれらしいお店がある。その中から混んでいそうなお店を選んで入ったら、当たりだった。

そこで相席したご夫婦に、今日から月曜まで "Johannisnacht" (ヨハネス・グーテンベルグを記念したお祭り)だということと、これから歌手のフィル・コリンズのコンサートを聴きに行くということで、食事の後にご夫婦にご一緒して、広場でのコンサートを満喫。

ホテルに帰ってから、今日の歌手は誰だったっけ?と調べて、お祭りのパンフレットを見たら "Still Collins" とある。あれ、Phil じゃないの?と思ってプログラムを読んでドイツ語をなんとなく訳すと "目を閉じると... 名前を贈った Phil がステージにいる姿が浮かぶでしょう"... って、もしかして、そっくりさん?なのかな。ま、とにかく楽しめたのはよかった。

さ、明日はいよいよ日本へ帰ります。ではまた明日。

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