2010-05-01

「さいたまホルンの会 集い」に出てきました

既報の通り、「さいたまホルンの会 集い」に参加、出演してきました。

会場となった「プラザノース」は、さいたま市北区の施設で、区役所、図書館、ホール、アートギャラリーなどが集まっています。建てられて間もない(図書館の入口に「開館2周年」の張り紙があった)ようで、大変新しく、きれいな施設でした。建物全体、バリアフリーにも配慮されているらしく、ホール楽屋の廊下や階段も、ふつうは狭い狭いものですが、ふつうのホールより、かなり寸法を広く取っている印象を受けました。

午前中は、各団体のリハーサルに続いて、最後のマス・クワイア(全体合奏)のリハーサル。リハのスケジュールがちょっと早めでしたが、スタッフの人が親切に連絡に来てくれたり、運営の方々のご苦労がしのばれました。ステリハも、ステマネをはじめ、スタッフの方々が、和やかに、かつキビキビと動いていて、こういう状況は久々だったので、わくわくしながら緊張感を覚えました。

全体合奏のリハーサルは、学生の時以来、十うん年ぶりだったものですから、かなり感動しまくっていました。こういう機会があったらぜひまた出たい(出るしかない!?)、うちのアンサンブルも、機会が許す限りぜひ出るべきだ、やみつきになりそう、と思いながら、初見の「ローマの松」の休みの小節を見失わないように数えていました。

午後の本番は、さいたまホルンの会の皆さんによる大編成のオープニングの後、プログラム順ではしょっぱなで、5人で舞台へ出ていきました。自分自身の出来は、今から振り返るといろいろありましたし、なにより結構緊張していたものですから、覚えていない部分もかなりありますが、久々にお客様の拍手をいただいたことと、舞台袖に下がったとき、プロの先生方も含め、舞台袖の皆さんにも拍手をいただいたのが、とっても嬉しかったです。

コンサートの司会も、同会を指導されている先生方が交代で務められ、コメントを入れられたり、休憩時間は、お客さんがステージに登ってアルプホルンの試奏をするなど、単なるコンサートに終わらず、交流会のような雰囲気がいいなーと思いました。

また、今回は、同会を指導されているプロの方も多数出演されましたが、これも、自分にとって、久々に貴重な機会になりました。プロの方と同じステージに立つというのは、単に客席で演奏を聴くことでは得られない、たくさんのものを得る機会です。プロの方々の演奏が、どのように客席で聞こえるかということは、客席で聴けばわかりますが、そのような聞こえ方のために、どのように音を出しているかということは、すぐそばで聴かなければわかりません。ウォーミングアップしているのをそばで聴いたり、本番の演奏を舞台袖で聴いたりするだけでも、ずいぶんと刺激になります。今はまだ、どこがどう、と、具体的な部分までわかったわけではありませんが、それでも、学生の時に比べると、耳が肥えた、というか、大事だということはわかるようになったかな、と感じました。

そんなわけで、全体合奏までなんとか吹き通して、充実した一日でした。企画・運営をされた、さいたまホルンの会のみなさまや、今日のステージに集まった各団体の方々に感謝申し上げます。

そして、個人的には、ここまで集まってくれた、suikenzのメンバー(出た人も出なかった人も)に、感謝いたします。この7年近く、いろいろありましたが、今回の演奏は一つの大きな成果だと思います。7年近くかかって、ようやく、階段1段を登った感じですし、次がいつになるか、どうなるかは未定ですが、これからも、またいつものように、楽しみながら演奏に取り組んでいきたいと思います。

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