2019-04-29

思い出の浜辺を再訪

帰省中のお出かけということで、震災以来初めて、沿岸を訪れた。

まず、釜石へ行く。高速道路の開通で、時間が大幅に短縮されたのに感動。ずい分昔、釜石駅の隣の市場で食べたうに丼がおいしかったが、今回もまた同じ場所の店でうに丼を堪能した。

次に訪れたのは三陸町吉浜。小学校の頃、毎年海水浴に来ていた。当時お世話になった民宿は健在で、建物もそのまま。海岸は、津波で形がだいぶ変わったようで、新しい大きな堤防も造られていた。津波の記念碑も見学。吉浜は、明治と昭和の三陸津波からの教訓で、高台に移転を進め、今回の被害は少なかったのだそうだ。防災には、世代を超えて息の長い取り組みが大切なのだなあと感じた。

最後に訪れたのは高田。工事中の国道を通り、津波で中が空になった集合住宅を側に抜け、整地が進む海岸そばの一帯を見渡した。帰省の時に常磐自動車道の帰還困難区域を通る時にも思うが、復興はこれからも続く。これを次の世代に忘れないように、伝えていく。下の子達にも、ここがどうしてこうなったのか、いくつかの遺構はなぜ残っているのか、新しい建物がいくつか海岸近くに建ち始めているが大丈夫かなど、尋ねられて答えた。ではまた明日。

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