2006-04-14

読了

といっても、一人で本を読んでいたわけではないのですが。

金曜日のセミナーで読んでいた本が、今日のセミナーで読み終わりました。この本でセミナーが始まったのが、2002年9月ですので、約3年半かかったことになります。ゆっくり読み進めましたが、一緒に読んでくれた先生や院生の人達に感謝です。


さて、自分が使っていた本は、装丁が悪かったらしく、読んでいくうちに読んだ分だけ片っ端からページがはがれていきました。今日読み終わったので、最後まで背に貼り付いていた文献リストと索引をはがし、製本機ですっかり製本し直しました。これで、この本もしばらくの間は本棚で静かに余生を送れそうです。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

おめでとうございます。
というか、お疲れ様という言葉の方が
ふさわしいでしょうか?

気になってたので、読み終えたという
報告をきいてホッとしました。

社会人になってから学生の頃を振り返る
と・・・あぁ、あの頃は本当に勉強ばっかり
してたなあと思います。

学生の頃は、勉強が足りないと常に
思ってましたけど、社会人になると、
数学とか恐ろしいくらい全部忘れる
ので、「学生の頃はおかしいくらいに
勉強ばっかりやってた」っていう風に、
見方が変わるんです・・・。

Akira Terui (照井 章) さんのコメント...

sikaoさんありがとうございます。おかげさまで何とかゴールにたどり着きました。せっかくですので、製本前と製本後の本の写真を載せてみました(^^)

2月の段階で、あと1章というところでしたので、その7ページを一日で一気に読みました。そしたら、今年の新入生の方が来てくれていたのですが「毎回この位進みますか?」と心配していたので「今日は特別^^;」と断っておきました。

今年は、新しいメンバ(=I葉君以下研究室の人達+T川先生+私)で、Cox, Little & O'Sheaの"Using Algebraic Geometry"という本を読み始めました。Groebner基底、終結式、連立代数方程式などと代数幾何とのかかわりを勉強していくみたいです。先週、ようやく本をAmazonに注文しました。

sikaoさんも頑張っているようで何よりです。大学にいると勉強するという行為は当たり前なんですけど、外に出ると、そうでもないんですね(でも大学は勉強するのが当たり前の場所とは見られていると思いますが・・・そう願っていますけど、今の世間の見方はどうなんでしょう!?)

匿名 さんのコメント...

>Groebner基底、終結式、連立代数方程式

うーん、今この言葉を聞くと、眩暈すら覚えますね・・・(^^;;)

自分、よくこんな小難しい勉強やってたなあと思います(注:でも当時もほとんど理解なんてしてなかったけど)。


>今の世間の見方はどうなんでしょう

原則的にはおっしゃる通りだと思います。基本的には、大学は勉学をする場所です。

でも、社会人になっても当然毎日が勉強ですよね?ただし、1日中本を読むなんてことはありえないんですよ。どんなに自分が熱中してても、電話がかかってきて、お客さんが来たら、打ち合わせしたり、接客したりするし、進捗も報告しなきゃいけないし、自分が今日1日でやった事、あるいは、やるはずだったのにできなかった事というのを、チームのメンバーで共有しなければならない・・・。

人との関わりにとられる時間が多いので、そういった意味で、「院生時代よりは勉強時間が少なくなった」ということなんです。

ただし、悪いことばかりではないですよ。物事の伝達・連絡が、集団組織においていかに大切かを、私に教えてくれました。大学院時代、私はあまり指導教官とは話をしなかったですが、本来、学校という場所も、そうあるべきだとは思いますね。

Akira Terui (照井 章) さんのコメント...

就職から2か月になると思いますが、sikaoさんもいろいろ学んでいるようですね。

コミュニケーションが大切というのは、全くその通りだと思います。数学でもそうです。大学院生だと、指導教官とのつき合い方はいろいろな形があり、なかなか難しい面もあると思いますが、研究を進めていくと、いろいろな人と議論して、お互い理解を深めたり、新たな問題を見つけたりするのが、数学では重要視されていると思います。
会社では、チームがある程度決まった目標へ向かうと思いますが、研究だと(特に数学の場合だと)個々の研究者が目指す方向がまちまちな場合がしばしばある、という点がちょっと異なるかもしれませんが、いずれにせよ、コミュニケーションは重要ですね。

あと、大学でも、企業のようなコミュニケーションが重視される場所はあると思います。うちのabel管理チームなどはその例ですね。自分も院生の頃からここでいろいろ学びましたし、今のスタッフの人達にも学んでもらえるよう、活動しています。大学にもこういう場がもっとあるとよいかもしれません。