児童文学者の石井桃子さんの訃報に接しました。
お名前をニュースで見た時には「はて」と思いましたが、翻訳書の一つとして「ピーターラビットのおはなし」シリーズの名前を目にし、思わず「おぅ!」と反応してしまいました。
ピーターラビットの本は、小さい頃(たぶん幼稚園くらい)、母に最初の3冊(1箱)を買ってもらい、ずいぶん読んだ本の一つです。小さい頃に読んだ本って、ずっと後になっても、その印象を忘れないものですね(本の内容は忘れちゃったりしていることもありますが)。ピーターラビットも、そんな感じで、今でも好きな本の一つです。仕事場に何台かあるコンピュータの名前には、ピーターや、いとこで悪友(?)のベンジャミンなど、登場人物(動物)の名前をつけています。
で、石井さんの訳は、大変よかったと思うのですが、たまに、小さい子にはちょっと難しいと思われる言葉があって、たとえば、本の中に「むこうみず」という言葉がありましたが、当時の私は、それって「どんな水」なんだろう、と、ずっと疑問に思っていたのでした・・・
ニュースを読んで、そんなことを思い出しました。謹んでご冥福をお祈りします。
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